慶應で産みたい*つんブログ

36歳妊婦 日々迷走

うつ病治療中は妊活してはいけないのか

「うつ病なのに妊娠なんて赤ちゃんがかわいそう」

うつ病だけど子どもが欲しい。それはそんなにいけないことなのでしょうか。

 

私は2017年4月にうつ病と診断されました。内服治療とのんびり過ごすことで快方に向かっています。

現在内服2年8ヶ月目。お薬の種類も量も変わりながら現在は1種類で1番少ない容量を1日おきに1錠。もう断薬へ向けての最小量で薬効があるかないか分からない程の量だそうです。

妊娠発覚時の4月時点では2種類内服しており容量も今の倍でした。今年から妊活し始めたと言っても、精神科の先生に「妊活するなら内服中のパキシルは辞めてからの方が良い」と言われていたためまずは土台となる身体の調子を整えることを始めました。なので思いがけず早い時期に妊娠の可能性が出てきた時点で急いでかかりつけの産婦人科を受診しました。週数としてはまだ4週目に入ったばかりくらいで早すぎるのですが、翌日から世間が10連休に入りクリニックがお休みになってしまうことも大いに影響しました。

産婦人科の先生「パキシルはよくないね。できれば今日からでも辞めてほしい。まだ胎嚢も見えていないけど、尿検査の結果から妊娠は間違いないでしょう。お薬が赤ちゃんへ悪影響を与えたら流産になる。まだ分からない。2週間後にまた来てください」と。

(パキシルとは)

http://www.rad-ar.or.jp/siori/kekka_plain.cgi?n=12808

不安と焦りでそのまま精神科へ。半べそかきながら先生に妊娠の可能性とパキシルの件を伝えました。

精神科の先生「では今日の夜からパキシルは辞めて良いですよ。つんさんはすでに減らしている段階で最小量の内服です。辞めても離脱症状などはあまりないと思います。それに赤ちゃんへの影響はないと考えてよいと言われています。産婦人科の先生としてはイヤでしょうけどね。心配しないで赤ちゃんのためにものんびりすることですよ」と。

安堵感で力が抜けました。以前からパキシルと妊娠について家族や知り合いの医師に聞いたり調べたりしており、妊婦禁忌というほどではないことは学んでいました。それでもかかりつけの精神科の先生に影響は考えなくてよいと言ってもらえてとても心強かったです。

その後パキシルを辞めてからの体調の変化は妊娠によるドキドキや胸の張りなどがあるせいかよく分かりませんでした。胎児の成長への不安はありましたが気持ちが落ち込むことは無かったです。先生が言う通りパキシルの離脱症状は無かったと考えられると思います。

知人の看護師さんや薬剤師さんからそれぞれ「妊娠期間中にずっとパキシルを内服しながら元気な子を出産した知人がいるよ」と聞きました。

妊娠中の薬剤の絶対過敏期は妊娠4〜7週目と言われています。初期にパキシルを辞められたことも関係しているかもしれませんが、その後妊娠経過は順調で胎児はずっと元気です。産婦人科としては避けられるものは避けたいと考え内服薬に過敏になるのは当然だと思います。

 

精神疾患があるから妊活できないと思っていました。それでもできることをしよう!と取り組み始めた妊活。そこに疑問を呈す意見もあるでしょう。赤ちゃんがかわいそうだ と。しかし妊活で体調を整えることはうつ病の治療としてもとても良かったと感じています。特に鍼灸マッサージは不妊に焦点をしぼるのではなく、身体の全ての症状に対して治療してくださいました。冷え性で一番寒い時期に底冷えせずにいられたことが何より身体のためになったのかもしれません。

みんなにおすすめしたい鍼灸マッサージ院 勝手に紹介

Hiroto Nagata 鍼灸マッサージ院

〒152-0001 東京都目黒区中央町2丁目16−14

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ちょっと脱線しましたが、うつ病治療中でも妊活はできます。身体の調子を整えて少しでも早くうつ病を寛解させること、それが一番の妊活だと実感しました。「こんな自分にもできることがある」というのはうつ病患者として心の支えになりました。「うつ病なのに妊娠なんて赤ちゃんがかわいそう」「自己管理できないからうつ病になるのに赤ちゃんなんてムリでしょう」と言われた時はとても落ち込みました。でもみんな妊活できます!正しい知識と専門家の意見を聞きながら妊活しても良いんです!苦しんでいる誰かにこのメッセージが届きますように。望む方がみんな妊娠できますように✨✨