慶應で産みたい*つんブログ

36歳妊婦 日々迷走

左の卵巣が腫れている

2018年春 市の無料子宮がん検診のお知らせが届いた。

年に一度は受けなきゃと思い、何にも考えずに少し気になっていた近所のウィメンズクリニックへ行くことにした。がん検診は毎年受けており婦人科の内診が男性医師でも抵抗はない。

診察室に呼ばれドキドキして入ると、とても早口な男性医師だった。こちらの顔をろくに見ることもなく問診をさっと行い内診へ。「左の卵巣が少し腫れてますがん検診の結果に書いておくのでどこでもいいから受診してください」と終了。

業務的な流れに寂しさを感じたが無料の検診だし仕方ないかと思いつつ、ここにはもう来ないだろうと思った。綺麗な病院で近所だけど先生との相性は大事だ。

 

後日自宅に封書が届いた。がん検診の結果は問題なし 特記事項に卵巣のことが書いてある。

がんじゃなくて良かったと封書をしまった。

婦人科どこか探して行かなきゃなぁと頭にはありながら、生理痛が少しひどいときがあるくらいで自覚症状がないためすぐに受診することもなく放置していた。

忘れたわけでもなく、行動するわけでもなく日々が過ぎた。

そして年末の夫の「焦っている」発言によって婦人科探しをすることになる。

どれだけのんきに考えていたのか自覚するー。

 

家から近くて口コミの良い婦人科を見つけて受診した。2019 年1月上旬だった。

熟年の女医さんがお一人のクリニック。とても人気で平日午後に1時間半待ち順番がきた。

エコーにて「うん。左卵巣が少し腫れているね。特に今すぐ治療を必要とする程ではないので経過観察していきましょう。

一番の治療は妊娠することです」

え?

妊娠が治療になる??

私の心の声を聞いて先生は続ける。

「卵巣を休ませることになりますからね」

なるほど。確かに。

妊活しなきゃと焦り始めた矢先、私の体的にも妊娠が良いとな!

(元産婦人科で働いていたとはいえ私の知識はこんなものだ。恥)

 

これは、本気で妊活に取り組むべきときなのだ もう動き出していると感じた。そしてなぜか涙が出た。

私妊娠しても良いんだ。

へんな感覚だけど、先生の言葉を聞いてそう感じた。

「タイミングを見ていきましょう。基礎体温測ってね」と基礎体温表をもらい帰宅した。

次は生理初日から12日後に辺りに受診することになった。

1月は数日後に受診。2月もまた来てねということだが、祖父の件がありタイミング的に行けなかった。そして3月はうつ状態で行けず。

結局次に受診したのは4月になっていた。