慶應で産みたい*つんブログ

36歳妊婦 日々迷走

妊活・考え方の影響力

「仕事するより早く孫を」という義父の考えもあり結婚以来ほとんどの時間専業主婦だった。

そんな義父のプレッシャーから逃れ少しでも身体に良いことをするためにスポーツジムに入会した。そこでパーソナルトレーニングを半年程受けた。

目的は子どもを授かりやすい体づくり。

まずは体の土台となる姿勢の崩れを正すことから始まった。転居に伴い退会したが、半年間様々な筋トレやマッサージなどを行なう中でのトレーナーさんのある一言が印象に残っている。

「子どもを授かりたいと本気で思っていますか?」

なんのことだろうと不思議に感じた。

「こうなりたいと思っていても、本当にそう思うかどうかで大きく変わってきます。ダイエットと同じです。

痩せたいと思っていても、今の太っている状況の方が実は都合が良いことがありこのままが良いという想いが少しでもあると痩せません。

太っていることに何の未練も無く、本気で痩せたいと思えば痩せます。」

へぇ そうなんだ。と聞いていました。

時間が経つにつれ言葉の意味を考えました。

私は本当に子どもが欲しいの?うん。子ども好きだし可愛いじゃん。夫も望んでいる。私は間違いなく子どもが欲しいと思っているよ。

しかし、子どもを授かって幸せな家庭を築く夫婦がたくさんいる一方、子どもが産まれる前の方がうまくいっていた夫婦もいる。

子どもを授かる=幸せではない。

私はそれを知っていた。

そのことかな くらいにしか考えていなかった。

 

夫とは仲良く過ごせていた。それが壊れてしまうのが実は怖かったのかもしれない。

 

トレーナーさんの言葉を聞いたのは2013年のことだ。その意味を本当に理解したのは2018年末。夫の「焦っている」発言で私は本気で焦った。

それまで実は本気で妊活に取り組んでいなかったことを痛感した。

私は口では子どもが欲しいと言い、街で赤ちゃんを見かけては可愛いないいなと眺めながらもどこかで現状に満足していた。夫と二人ののんびりとした穏やかな老後を想い描いていた。

だから冷や汗が出るほど焦ったのだ。

 

トレーナーさんが言っていたのはこのことだ。

意味を理解するまで5年も経っていた。