慶應で産みたい*つんブログ

36歳妊婦 日々迷走

出産で消費するカロリーはマラソン並みだった

そういえば、分娩時に活動量計付きの腕時計を付けていたんでした。GARMINのこちら。

 

今朝ふと、その記録を振り返って驚いた。

《比較のため3日間の3つのデータを羅列》

写真左から

2019/12/13  分娩3日前の何でもない日

2019/12/16  分娩当日

2020/10/2  最近の何でもない日 

 

①消費カロリー(赤い枠内)


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②心拍数


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③ストレス数値


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心拍数の変動から消費カロリーやストレス数値が計算される。消費カロリーには安静時の消費カロリーも含まれ、私の場合は安静時1,480kcalと計算されている。

その為、運動消費カロリーは以下の通り

2019/12/13      592kcal

2019/12/16   2,698kcal

2020/10/2     1,031kcal

2,500kcalとは、体重60kgの人がフルマラソンを走るくらいの運動量らしい。走ったことないけど、分娩ってこんなに消耗するの!?という思いと、フルマラソンってそんなきついの!?という思いが交錯している。多分フルマラソンは痛くないだろうけど、マラソンランナーが恐ろしくなった。


グラフの驚いた点。

分娩当日は、7:00から陣痛促進剤の点滴を始め昼の12:08に普通分娩にて出産したもののその後も心拍数はすぐには下がっていない。

私自身は陣痛から解放されたことと分娩が無事終わった安堵感により心身ともにとても楽になったが、身体への負担はかなり大きかったようだ。心拍数のグラフが半分程緑色の130回/分を超えている。他の2日間でも心拍数の上昇はみられるが、日常生活動作によるもので、逐一上昇・下降しており波のギザギザ高低差が大きい。

それに比べて分娩当日はほぼ運動していない。トイレ歩行のみでこの心拍数である。ストレス数値が高値のオレンジ一色であることが、陣痛〜分娩がいかに身体への負荷が大きかったかを物語っている。ベッド上でフルマラソン走ってるんだもんな。しかもほとんどの妊婦がマラソン初心者なのに、もうやめた!ができない。陣痛の間歇期があるじゃないかと言うかもしれないけど、あれは休みたい時に休めるものじゃないし、なんならもっと休みたいのに次の陣痛がくる。きっとくる。

こんなグラフ、この時計をつけて丸3年程になるが他で見たことがない。


10ヶ月近く前の分娩、既にもう忘れてきているが、当時は世の中の母親たちはこんな大変な思いをして出産していたのかと畏敬の念を感じた。先輩母たちへ出産報告とともに敬意と称賛のメッセージを送った。ご先祖様に、あなた方がいてくれたから自分も産まれてこれて子を産むこともできたのだと言いたくなった。やたら謙虚な心になった。これが出産ハイだったのかも。しかしホントに、ご先祖様の誰か1人欠けたら産まれなかった命である。考えだすとものすごい偶然の重なりにいる。有難や有難や。

今は育児をしながら、自分がどれだけの愛情と手間暇かけて産み育ててもらったかを毎日のように痛感し感謝が溢れてくる。

親は、私自身よりも私の命を大切に思ってくれているのかもしれない。多分そうなんだと思う。私はそうだ。息子の命は息子自身が思うより私の方が大切に思っているだろう。なんなら自分の命より大事だ。みんな、自分の命は自分だけのものではないんだな。